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犬の健康診断“ドッグドック”を受けよう

うれしいことに、近年犬の寿命はずいぶん長くなりました。
いっぽうで人間と同じく、高齢化が進むと病気の心配も増えてきます。
そこで今回は、犬の健康状態を把握することができる“ドッグドック”の現場に密着します。

ドッグドックって、なぁに?

犬の総合的な健康診断のことで、“人間ドック”のように“ドッグドック”とも呼ばれ、近年ますます広まっています。「項目は病院によってさまざまですが、『触診』『尿や便の検査』『血液検査』『レントゲン』『超音波』が主な検査です。多角的に体の状態を検査することで、病気の早期発見・早期治療につながり、気になる症状の原因も探ることができます。年齢に関わらずどの犬も受けることができますが、初めて受ける目安は7〜8歳を超えたシニア期の頃。フィラリア投薬前の血液検査と同時に受けるなど、定期的に検査することで、よりきめ細かく犬の健康をサポートすることができます。

さぁ検査当日。どんなことをするの?

まず、検査をしたいと思ったら、かかりつけの動物病院に電話をして、事前に相談のうえで予約を入れましょう。 検査当日の朝だけは、犬にごはんを与えずに、病院へ連れて行きます。また、尿や便検査をする場合は、あらかじめ採取キットを受け取り、検査直前の尿と便をとっておきます。
ちなみに犬に負担をかけないように休憩をはさみながら行うため、『触診』『血液検査』『レントゲン』『超音波』、各検査はどれも短いもので2〜3分、長くても10分以内で終わりますが、全体の所要時間は30分〜1時間と考えて。また、病院によっては半日ほど病院に預けて検査をお任せする場合もあります。

触診

目や耳に異常はないか、歯石が溜まっていないか、脇や首、ひざの関節のリンパ節が腫れていないかなど、直接手で触れて確認。続いて聴診器を当てて心臓の音を聞きます。

尿検査

事前に採取した尿や便を渡します。膀胱や腎臓などの泌尿器系や糖尿病の疑いを調べます。検査自宅で尿の採取をするのはなかなか難しいものですが、紙皿を受け皿にするなどの工夫を!

採血

結束バンドで血管を浮き上がらせてから、採血を開始。採った血液は専門機関に回され、器官系をみる「血液化学検査」と、血液中の細胞数をカウントする「完全血球計算」を行うため、結果は後日。ほかに甲状腺や筋肉の震え、心疾患など気になる症状がある場合は、オプションで検査項目を増やすことも可能。犬の健康状態をみながら獣医師と相談して決めます。

レントゲン

次はレントゲン室に入り、台にのせて胸部と腹部のレントゲン撮影をします。獣医師と看護師が体を固定し、あお向けと側面の2方向から撮影。撮影された写真をもとに、肺や腎臓、肝臓の位置や大きさに異常がないか、細かくチェックします。

超音波

最後は診察台であお向けになり、臓器の構造を確認します。方法はいくつかありますが、ここではアルコールで体毛を濡らして器具を皮膚に密着させて検査開始。各臓器に腫瘍がないか、膀胱の結石や肝臓の胆石を疑う影がないか、丁寧に確認して、高齢の犬がかかりやすい病気のリスクを探ります。

これからも一緒に、健やかに

ワンちゃんは不調や違和感を訴えることができません。顕著な症状が現れた時には、残念ながら病気が進行しているケースもあります。そういった後悔をしないためにも“ドッグドック”は有効な手段といえます。とはいえ、費用もそれなりにかかります。病院によって幅がありますが、例えばセットで25,000円、血液検査で10,000円などとさまざまです。はじめは血液検査だけにしてみるなど、継続することを念頭において、かかりつけの獣医師さんと相談をしながら、プランを立てていきましょう!

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