Vdrug

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中部薬品株式会社

想いを未来へ

─株式会社みお薬局 前代表・見尾谷 富之先生インタビュー

開業から15年。地域の皆様に寄り添い、「何でも相談できる薬局」として信頼を築いてきた見尾谷先生。

"もし自分に何かあったら・・・。" その不安が譲渡を真剣に考え始めたきっかけでした。

将来への不安が"次の一歩"のきっかけに
2009年に岐阜市の住宅街にメンタルクリニックの開院とともに開業した「みお薬局」。
患者さん一人ひとりに丁寧に向き合い、他の医療機関から処方された薬や市販薬の相談、家庭での悩みなど、
どんな相談にも親身に耳を傾けてきました。
ここに行けば薬剤師がいる「いつでも何でも相談できる場所」として地域の皆さまの健康を支えることで信頼を築いていきました。

最初は「薬局を売る」とは考えてもいませんでしたが、
年齢を重ねるにつれ、「もし自分に何かあったら・・・薬局も、スタッフも、患者さんもどうなってしまうんだろう」
という、将来に対する漠然とした不安が生まれ、ふとした時に薬局を継承することが頭をよぎるようになりました。
そんな時、薬局にふらりと訪れたのが中部薬品の営業担当者でした。

条件よりも、「想いを守ってくれる相手」かどうか

継承先を考えるにあたり、見尾谷先生には譲れない想いがありました。
それは「みお薬局らしさ」を守ってくれること。
患者さんの生活スタイルに合わせ、朝は8時から夜は20時まで開局。
仕事をしながら通院する人も安心して通える、日曜・祝日以外は営業していて、いつでも相談できる薬局でありたい。
そんな強い信念がありました。

また、従業員とは適度な距離感を保ちながらも、お互いに気持ちよく働ける環境づくりを大切にしてきました。
日々の頑張りに「ありがとう」という気持ちを込めて企画した社員旅行。
『中でもメロン狩りは特に好評でした。旅行のあとも「そろそろ食べごろかな」なんて、みんなでワクワクしながら話していました。』
従業員にはできるだけ長く、気持ちよく働いてほしい。
任せるなら、そんな想いを共有できる相手がいい──そう考えていました。

知り合いへの譲渡や、M&A仲介業者の利用など様々な選択肢から見尾谷先生が選んだのは中部薬品でした。
「みお薬局らしさ」を理解し、守ってくれると感じたからです。
利益や条件だけでなく、「どんな薬局を目指してきたのか」「患者さんとの関係をどう築いてきたのか」──
そうした"想い"の部分を丁寧に聞いてくれた姿勢に、誠実さと安心感を覚えました。
譲渡の進め方も丁寧に説明してもらえ、初めてのM&Aでも不安は少なかったそうです。
薬局を売る・譲る、というよりも"想いを引き継いでくれる人に託す"という感覚になったことが、決断へつながったようです。

「全部やってくれる」から患者さんの方を向ける

譲渡すると決めたときは、周りの同業者から驚かれました。
「どうして譲ったの?」「実際どうだった?」と質問を受けることも多かったといいます。
話していて感じたのは、自分と同じで"自分の代で終わる"と思っている人が意外と多いということでした。

『譲渡後は中部薬品の薬剤師が加わり、見尾谷先生自身も今までより休みがとりやすくなりました。
休日には旅行を楽しんだり、ズンバ教室に通ったりと、仕事と私生活のバランスが整っています。』
中部薬品で採用している機器類にもスムーズに対応でき、従業員も新しい環境に自然と馴染んでいきました。
患者さんにもこれまでと変わらずご利用いただいています。

これまで見尾谷先生が一人で担っていた行政手続きや経理業務は本社の支援により負担が軽減されました。
『経営や事務のことを気にせず、患者さんのことだけを考えられるようになった』
──譲渡後に感じた一番の変化だと語ります。

中部薬品には、薬局運営を支える仕組みが整っており、業務の引継ぎも円滑に進められます。
たとえば

"辞める"ではなく、"ゆるやかに引く"

譲渡後も見尾谷先生はパート薬剤師として、週に数回、無理のないペースで現場に立ち続けています。
『必要とされる限り患者さんと関わっていきたい』と笑顔で患者さんを迎える姿は以前より肩の力が抜け、生き生きと薬剤師としての時間を過ごされているように見えます。
"ゆるやかにフェードアウト"できたのは、地元密着チェーンである中部薬品だからこそ。
地元密着チェーンである中部薬品だから、"譲渡して終わり"ではなく次のステージに進める──
そう思えたのは大きな経験でした。
『「薬局を続けたい」という想いがあるなら、きっと道はあります。一人で抱え込まず、まずは誰かに話してみてください。
私のように「譲ってよかった」と思える方が、これからも増えていくことを願っています。』

想いをつなぐ

中部薬品では、薬局の経営だけでなく、先生方が地域で築いてこられた「想い」や「信頼関係」も大切に承継しています。
譲渡をご検討の際には、まずじっくりとお話を伺い、薬局ならではの特徴や地域とのつながりを尊重した形での承継を心がけています。
承継後も、従業員の働きやすさや患者さまの安心を第一に考え、店舗運営・人材・設備面でのサポートを行います。
「譲ってよかった」と思っていただけるように。
「これからも安心して薬局を利用できる」と患者さんに感じていただけるように。
中部薬品は、一つひとつの薬局に丁寧に寄り添いながら、未来へとつなげていきます。

 【企業データ】
 ・企業名:株式会社みお薬局
 ・所在地:岐阜県岐阜市山吹町
 ・創業年:2009年7月
 ・承継日:2025年4月1日
 ・事業内容:調剤薬局の運営

【見尾谷富之 データ】
 ・経歴: 1980年 薬剤師資格取得
 ・みお薬局経営時は経営者としてだけでなく、管理薬剤師としても勤務
 ・現在は同店舗でパート薬剤師として勤務を継続